PRO ROOT MTA

Pro Root MTA日本で入手可能なMTAとして最も古くからあると思うのがこのPRO ROOT MTA だと思う(個人輸入とかは除く)。2007年より日本でも覆髄目的での使用可能となったのだが、覆髄の成功する条件として、

  1. 正確な歯髄診断
  2. 無圧的な感染除去
  3. 無菌的操作
  4. 硬化までの修復方法

以上の4点がきちんと達成されないといけないと思うのだが、2番めの無圧的な感染除去はレーザーによる非接触操作で、3番めの無菌的操作はラバーダムをして、顕微鏡下での処置がいるのではないかと思う。故に、保険治療においてMTAで直接覆髄するのは無謀としか思えない。また2〜4までうまく行ったとしても、歯髄診断はかなり困難だと思われる。(再現性がないし、あまり判断する根拠とかもない)のでうまく処置したんだけと診断が間違っててやっぱり、根管処置ということもよくあるんじゃないだろうか、、

とりあえず、MTAは直接覆髄よりも、根充、パーフォレーションリペアおよび逆根管充填でその性能が発揮できるとおもいます。

 

ENDOCEM MTA

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MTAとは mineral trioxide aggregate の略で、今、非常に注目されている材料です。

 まだ、市場に出て浅いせいか、日本では覆髄目的でしか、保険はききません。覆髄目的ではできれば、ホワイトMTAと言って粉が白いものが歯冠の変色、色の透過の兼ね合いもあってよく使われています。

しかし、どの製品もやや硬化時間が長いように思います。対してENDOCEM MTAは硬化時間が3分程度と非常に早いため、パーフォレーションリペアや逆根管充填に用いた場合に便利です。しかし色はグレーなので、メーカーのパンフには歯の着色はないと書かれてますが、やや怖い、、、

なので、パーフォレーションリペア、逆根管充填および大臼歯太めの根の根充によく使ってます。

エンドベンダー

cropped-IMG_0524.jpg エンドベンダーという道具です。リーマーの先っちょを曲げる道具なのですが、これが、大変便利!!ファイルの先を小さく綺麗に曲げるのはこの道具を用いた時にしかできない芸当です。スチール製のファイルはピンセットでもなんとか思ったように曲げることができるのですが(ただし、顕微鏡下で慎重に曲げます←意味ない!!)NiTiファイルのプレカーブはこれにしかできない気がします。エンドベンダー自体はかなり歴史の古い器具なのですが、日本では”ヨシダ”からの販売です。製造販売元は”カボデンタルシステムズジャパン”らしいのだがエンドベンダーには”SybronEndo”社の名前が入っていている。再編が進んで、カボグループ傘下なんだろうが、社名が残るのはどうしてなんだろうか?IMG_0525