常時SSL化の勧め

Secure Sockets Layer(SSL)を常時行わないといけない時代で、Google検索もSSL化されてないサイトだと検索結果に上がらない時代らしい。いわゆるhttps とhttpの違いでhttpsは暗号化されている通信である。

そのためにはSSLサーバー証明書が必要で、取得には費用も掛かることもある。SSL証明書がとれたらブラウザとサーバー間でSSL暗号化通信を実現できる。次にhttp://で書いてたアドレスをhttps://にリダイレクトして常時SSL化の終了。やればできるのだが、意外と複雑~~ついでにサーバーのデーターベースのアップグレードも終了

根管治療 困難症例 02

今回は、某歯科衛生士学校の先生です(笑)右下8番を抜歯後に、違和感が出たらしいのですが、CTでみると遠心根が吸収されいて、感染したらしい。まあ、よくあることなのかな?けど、最近はお目にかかってないぐらい困難要素をほぼそろえた根管ですね。

困難要素としては

1:根管が30度以上に湾曲すると困難! 

2:根管が2回湾曲すると困難!!

3:歯が遠心に傾いていると困難

まあ、1番と2番は想像できると思うのですが、とにかく、大臼歯で3番の遠心傾斜の要素がはいると、困難さが特に増します。

根管治療 困難症例 01

今回も、ある歯科医院からの紹介です。根管治療が困難な要素は、いくつかありますが、その中に、根管が狭い(=発見できない)、根管が湾曲しているというのは、日常的に遭遇する困難さの一つです。今回の症例でも、裸眼で、ハンドファイルのみではちょっと無理な感じがします。レントゲンを見ただけで、ちょっと、かかわりたくないケースです。

いきなりですが、根管充填後です。治療の依頼は近心根でしたが、ついでなので、遠心根も治療しました。あまり、大きく、太く削らず、けど、根尖まで充填という要素が達成されたと思います。

もちろん、異論、反論もあると思いますが、これが、今、僕の中では理想の根管充填の形です。

直接覆髄のためのう蝕象牙質の除去について

右上6番、24歳女性のう蝕処置で現在特に症状はなく、歯髄は健康と考えられるが、 う蝕は深い。

1時間程度のものを編集してます。MTAを貼付する直前までです

h

歯髄が健康で(特に症状はなく)大きなう蝕をもつ若年者の処置は意外と難しい。う蝕を完全に取りきると抜髄になるし、う蝕を残してフッ素等のセメントでカバーしていくのか。どちらを選択するのかは難しい判断です。やはり、抜髄をするとどんなに丁寧にしても、感染根管になる可能性はあるし、また、失活歯の破折の恐れもあるので抜髄は避けたい。実際に今回の症例では、隣の7番が大きな病巣をもつ感染根管になっている。一方で、露髄を避けるためにう蝕象牙質を残して、フッ素入りセメントや抗生剤などでカバーする方法は、以前にも書いたが、どの程度の厚みのう蝕象牙質を残すの?とか細菌叢に対する診断同定がないので、やや予後に不安を残す気がする。今回の症例でもレジン充填の下に軟化象牙質の発生があり、う蝕象牙質の完全除去はやはり基本な気がする。
そこで、第三の方法として、う蝕象牙質の完全除去を目指し、露髄部分はMTAでカバーするという”直接覆髄”が選択肢としてあげられる。

近年、MTAという材料が開発、臨床応用されてその臨床予後の良いことが数多く報告されています。ただし、歴史の浅い材料なのでその使用方法や適応に数々の疑問があるのも事実です。今回は、う蝕の完全除去にはクラレ社の”カリエスディテクター”を使用しました。また、歯髄直上の象牙質切削にはEr-YAGレーザーを用いています。Er-YAGレーザーでは非接触で象牙質および歯髄組織の蒸散が可能なので、余分な圧を歯髄にかけることなく、感染象牙質および感染歯髄の除去が可能です。また、ラウンドバーではバーの先端の大きさでの削合しかできませんが、Er-YAGレーザーではう蝕象牙質の選択的な削除が可能です。

術前:歯髄に近接する大きなX線透過像あり。
術前:歯髄に近接する大きなX線透過像あり。
術直後:MTAによる直接覆髄後、7番も根管治療を開始してます。
術直後:MTAによる直接覆髄後、7番も根管治療を開始してます。6番にはやや冷水痛が認められます。

2018西日本歯内療法学会で大当たり

大学の先輩に誘われて参加した2017西日本歯内療法学会でいろんな意味で楽しかったので、今年も参加してきました。ただ、参加するだけでは面白くないので、演題でも出してみようかなと。まあ、大学にいたころはアホほど学会発表してたのでスライド作ることや人前でプレゼンすることは苦にはなりません。というか最近のパソコンでスライド作るのはソフトの進歩もあって非常に楽しいものです。昼はプレゼンして 夜は”河豚”を食べに行きました。プレゼンの後には懇親会を兼ねたビアパーティーがあったのですが、なんとなくスルーしてました。門外だしね~、知った先生もあまりいないしね~、河豚が待ってるしね~(いいわけですね~~)

すると次の日に”大当たり”しました。

、、、、会場に到着すると、実行委員の先生がこられて、プレゼンで会長賞をいただいたとのことでした。あ~ 優れたプレゼンに賞がでる、初日、発表後のビアパーティーで表彰しますというのは聞いていたのですが、、一匹オオカミの私が(発表もやや、かみ噛み)、参加2回目の私が、この大会では発表1回目の私が、大学の先生やベテランの先生をかわして賞を受けるとは思わず、、ましてや、”河豚”を食べるのは1年に一回あるかどうかなので、思わず河豚に行ってしまいました。。。河豚はうまかったです。特に、てっさの厚切りは最高に美味しかったです~~とか言ってる場合じゃなかったのですが、、まさかの受賞でした。けど、プレゼンはまじめに作ったし、内容も自分で言うのもなんですが悪くないと思ってました。(言葉を変えて言うと自信もあった??)

まあ、来年は河豚の前にビアパーティーですね。