根管治療 困難症例 01

今回も、ある歯科医院からの紹介です。根管治療が困難な要素は、いくつかありますが、その中に、根管が狭い(=発見できない)、根管が湾曲しているというのは、日常的に遭遇する困難さの一つです。今回の症例でも、裸眼で、ハンドファイルのみではちょっと無理な感じがします。レントゲンを見ただけで、ちょっと、かかわりたくないケースです。

いきなりですが、根管充填後です。治療の依頼は近心根でしたが、ついでなので、遠心根も治療しました。あまり、大きく、太く削らず、けど、根尖まで充填という要素が達成されたと思います。

もちろん、異論、反論もあると思いますが、これが、今、僕の中では理想の根管充填の形です。