ENDOCEM MTA

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MTAとは mineral trioxide aggregate の略で、今、非常に注目されている材料です。

 まだ、市場に出て浅いせいか、日本では覆髄目的でしか、保険はききません。覆髄目的ではできれば、ホワイトMTAと言って粉が白いものが歯冠の変色、色の透過の兼ね合いもあってよく使われています。

しかし、どの製品もやや硬化時間が長いように思います。対してENDOCEM MTAは硬化時間が3分程度と非常に早いため、パーフォレーションリペアや逆根管充填に用いた場合に便利です。しかし色はグレーなので、メーカーのパンフには歯の着色はないと書かれてますが、やや怖い、、、

なので、パーフォレーションリペア、逆根管充填および大臼歯太めの根の根充によく使ってます。

パーフォレーションリペア(分岐部の穿孔)

 

掃除以前であればこのようなパーフォレーション(穿孔)は抜歯の適応です。しかしながら、歯冠破折がない、根尖病巣もないため十分に保存可能となりました。直径2~3mmはある大きなパーフォレーションです。まずは穿孔部の消毒を十分にして、MTAを充填していきます。写真で白く見えるのがMTAでこの症例ではこの広い範囲がパーフォレーションでした。充填後のレントゲンでも、分岐部にMTAが見られます。現在も経過観察中ですが、なんの症状もありません。

MTA充填後
MTA充填後(H14年5月)

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MAPSYSTEM

 

ヘッダーの画像IMG_0051にも使用したのだが、これはMicro-Apical Placement System(MAP System)といって、個人的には非常に使いやすい、MTA用の充填器具である。特に、逆根管充填のときは外科中なので、効率よくMTAをまとめて充填するには必須な感じがしていたのだが、どうも発売中止になった様子。買い占めに走らなければ、、、