3月12日から14日まで、横浜に出掛けて、ガンバリーニ先生によるハンズオンコースを受けてきました。外国の先生からのレクチャーは10年ぐらい久しぶりなのですが、内容はよく聞き取れ、理解も十分出来ました。CTを使用し、診査、診断および治療に応用した3D – Endodonticです。
(やはり、ネイティブではない英語は聞き取りやすいです。)
コースの後のカクテルパーティでは多少緊張してうまく話せませんでしたが、また明日からの臨床のやる気が湧いてきました。しかし、たかが根管治療なんだが、奥は深い〜〜〜(たかがではない!)しかし、日本、アメリカ、イタリアの素晴らしい先生がたと写真を取らせていただいて、誠に光栄です。


根管
治療後、咬合痛および自発痛を訴えて来られました。レントゲンからは遠心根のガッターパチャ―が途中で消えるような画像です。仮封を外してみると、青い物が見えます。これは、多分印象材が根管に剥がれ残ったものと考えられます。また、青い印象材を剥がしてみると、根尖の拡大図では歯髄組織の残存が見られます。ただし、痛みの種類が違うと思ったので、CTを撮影してみると、、、
今回の症例では、穿孔のある遠心根はMTAで根管充填を行い、近心根は問題なかったのでガッターパチャ―で根管充填しました。MTAの充填は非常に予後もよく、2年ほど経過していますが、なんの問題もありません。